「放送倫理に関する勉強会」に参加した時の記事が出ました


3月11日、「マルチスクリーン型放送研究会」と関西学院大学大学院経営戦略研究科の主催で行われた「世の中の変化に対する放送業界の向き合い方について考える勉強会」で、サンテレビ・関西学院大学大学院経営戦略研究科の那須惠太郎氏、成城大学教授(現在は東北大学教授)の西土彰一郎氏とディスカッションを行いました。後編がディスカッションの特集になっています。村上の発言のポイントは・・・

「放送局の経営ガバナンスにおいて、報道・ジャーナリズム部門の独立性をどう担保していくか。つまり、報道部門が自社の経営姿勢についても、時に批判的に見て自ら報じる体制を整えられるかどうか。そして、「第三者」の目を、放送局の改革にどう仕組みとして取り入れられるかどうか。」

「インターネットメディアと既存の放送メディアの境界が曖昧になり、従来の放送倫理だけでは対応しきれなくなっている。日本では放送倫理基本綱領が1996年に制定されて以降、大きな改訂がされていないが、世界的に見ると放送倫理はより柔軟に見直されている」

「放送倫理の再設計が求められている。放送法第4条の規制が、自主規制を誘発し、報道の自由を制限している側面もあると思うが、その一方で、これを撤廃すれば政治的圧力が強まるという懸念もある。どのようにメディアとしての独立性を保ちつつ、視聴者の信頼を得るのか。いまこそ真正面からの議論が重要」

調査から見る放送倫理の課題と未来〜「世の中の変化に対する放送業界の向き合い方について考える勉強会」レポート(前編)|Screens|映像メディアの価値を映す

いま求められる「自己批判システム」 “組織化された無責任”をどう防ぐか 〜「世の中の変化に対する放送業界の向き合い方について考える勉強会」レポート(後編)

https://www.screens-lab.jp/article/30564

,