2025年、放送は誕生から100年を迎えた。輝かしい歴史の一方で、いま置かれている状況は極めて厳しい。

放送はこれまで、メディアとしてどんな役割を担ってきたのか?その役割を、今後は誰がどう果たしていくのか?放送はこれまで、メディアとしてどんな批判を受けてきたのか?その批判は、今後どう改善されていけばいいのか?

激変し続けるメディア環境を踏まえつつ、101年目からの放送の姿を、 事業者の役割、国の政策、市民の立場から多面的に考えていく。

①“放送”100年の現在地
②ネット時代における放送の危機
③放送の広告モデルは再生できるか?
④岐路に立つ受信料制度
⑤公共放送NHKの“公共性”とは?
⑥放送メディアと政治との距離
⑦放送局に自浄能力はあるか?
⑧テレビドラマの半世紀
⑨放送ジャーナリズムの現在地
⑩地域メディアの役割と将来
⑪災害における放送の役割
⑫ラジオメディアの魅力と今後
⑬ネット時代における“放送”の役割